LWS データは、他の観測器同様、生データ(Edited Raw Data, ERD)、
一次処理データ(Standard Processed Data, SPD)、二次処理データ
(Autoanalysis Results, AAR)がCDROMによって配布される。本来は、
「観測者はAAR だけ
を見れば良い」、ということを目指してソフトウェアが開発されてきた。
しかしながら、現状はそうなってはおらず、以下のような問題がある。
- AAR は最終的な結果ではなく、問題が残っている。残っている
問題の種類は、
pipeline のversionによって異なる。
- 過去に受け取った古いpipelineで処理されたデータが、
新しい pipeline で再処理されるかどうかは自明ではない。
- 必ずしも最新の pipeline で解析された結果が配布されるわけではない。
bug fix がされたと思われる一つ前のversion のpipeline で解析されること
が多い。
上記の2, 3の欠点を回避するために、以下の方針を提案する。
- 各観測者に配布されたデータを、LWS の本拠地であるRutherford
Appleton Laboratory (RAL) のデータベースに登録する。
- 登録されたデータを、RALにおいて、各観測者の責任で(bug があるかも
しれない)、
最新の pipeline を用いて解析し、最新のAAR を得る。
- データベースに登録されたデータは、priority 期間中は、各観測者し
か見られないようにする。ただし、priority 期間終了後は、一般公開される。
上記のデータベースの登録の日本の窓口は、とりあえず宇宙研/中川があたる。
興味のある方は、御連絡いただきたい。
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Takao Nakagawa
Mon Nov 10 18:55:00 JST 1997