新しい観測手法の開発新しい観測手法を開発することにより、他では見ることのできない 宇宙の新たな姿を解明することを目指しています。宇宙用の新しい冷却系の開発
高感度の赤外線観測を実現するためには、(1) 望遠鏡からの 熱赤外線放射を抑制するためと、(2)赤外線検出器を高感度可するために、 望遠鏡を含む全観測装置を極低温(<10K)まで冷却する必要があります。しかしながら、 従来の冷却系では、冷却に液体ヘリウムを用いていたため、 大型の望遠鏡の搭載が困難であると同時に、寿命が短く限られている という欠点がありました。 そこでわたくしたちは、機械式冷凍機と放射冷却を組み合わせることにより、 液体ヘリウムを用いることなく極低温を実現する新しい冷却系の 実現に向けて技術開発に取り組んでいます。これにより、従来よりも はるかに大型の望遠鏡が衛星に搭載できるようになると同時に、 長寿命化もはかることができるという大きなメリットが 実現できると期待しています。
スノーライン検出を目指す高分散分光技術の開発
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